猫の毛玉症とは?
猫は毎日自分でグルーミングをしますが、その際に大量の毛を飲み込んでしまいます。通常は便として排出されますが、処理しきれなかった毛が胃の中で塊(毛玉)になってしまうことがあります。これを「毛玉症(ヘアボール)」といいます。
毛玉は定期的に嘔吐して排出されることが多いですが、腸に詰まると「毛球閉塞」という深刻な状態になり、手術が必要になることもあります。
毛玉症のサイン・症状
- 「ゲーゲー」「ケホケホ」という嘔吐しようとする動作が続く(なかなか出ない)
- 細長い毛の塊を吐き出す(これは正常な排出)
- 食欲不振・元気がない
- 便秘・お腹が張っている様子
- 毛づくろいが異常に多い
吐こうとしても何も出ない状態が1日以上続く場合は、毛球閉塞の可能性があるため早めに動物病院へ。
猫の毛玉対策5つの方法
①定期的なブラッシング(最も効果的)
飼い主がこまめにブラッシングして抜け毛を除去することが、毛玉対策の中で最も効果的です。飲み込む前に毛を取り除くことが根本的な解決策になります。長毛種は毎日、短毛種も週2〜3回が目安です。換毛期(春・秋)は特に頻度を上げましょう。
②毛玉ケア用フードに切り替える
「ヘアボールコントロール」「毛玉対策」と表示されたキャットフードは、食物繊維が多く含まれており、飲み込んだ毛を便と一緒に排出しやすくする効果があります。毛玉を頻繁に吐く猫には特におすすめです。
③毛玉除去サプリ・ペーストを使う
毛玉除去用のペーストやサプリメントは、飲み込んだ毛を便として排出しやすくする効果があります。チューブタイプのものが多く、猫がなめ取る形で簡単に与えられます。週2〜3回程度与えるとよいでしょう。
④猫草を与える
猫草(えん麦・小麦などの若葉)を食べることで、胃の中の毛玉を吐き出しやすくなる効果があります。市販の猫草セットは手軽に入手できます。ただし、猫によっては興味を示さない場合もあります。
⑤水分摂取量を増やす
水分を十分に摂ることで腸の動きが活発になり、毛玉が便として排出されやすくなります。ウォーターファウンテン(循環式給水器)を使ったり、ウェットフードを与えることで水分摂取量を増やせます。
毛玉が出やすい猫の特徴
| 特徴 | 理由 |
|---|---|
| 長毛種(ペルシャ・メインクーンなど) | 毛量が多く飲み込む量が増える |
| グルーミングが多い猫 | 神経質・几帳面な性格の猫は毛を飲み込みやすい |
| 換毛期(春・秋)の猫 | 抜け毛が増える時期は特に毛球ができやすい |
| シニア猫 | 腸の動きが弱くなり排出しにくい |
まとめ:日常ケアで毛玉は予防できる
毛玉対策は特別なことではなく、日常的なブラッシングとフード管理が中心です。「たまに毛玉を吐く」程度であれば正常ですが、頻繁に吐く・吐けない・食欲がないといった場合は早めに獣医師に相談しましょう。こまめなケアで愛猫の体への負担を減らしてあげてください。

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