「どこ行ったん、じゅんぺい…」
じゅんぺいがうちに来て、まだ3日目のことです。あの日のことは、今でも忘れられません。
突然、じゅんぺいがいなくなった
窓の網戸が、何かの拍子に破れていたんです。気づいたときには、じゅんぺいの姿がどこにもありませんでした。
部屋中を探しました。押し入れも、ベッドの下も、洗面所も、どこにもいない。まさか…と思って窓を見ると、網戸にぽっかり穴が空いていました。
保護猫として迎えてまだ3日。人間にもまだ慣れていないのに、外の世界なんてもっとわからないはず。どこかで怯えていないか、怪我をしていないか、頭の中でいろんなことが駆け巡りました。
一日中、外を探し回った
すぐに外に飛び出しました。名前を呼びながら、近所を歩き回りました。でも、見つからない。
近所の方に声をかけても、「見ていない」と言われました。チラシを作ることも考えながら、夕方になっても見つからない。
あの日は、本当につらかったです。「私がちゃんと網戸を確認していれば」「なんで気づかなかったんだろう」と、自分を責め続けました。保護猫として引き受けたのに、こんなに早く…という罪悪感もありました。
翌日の朝、押し入れの奥にいた
次の朝、もう一度家の中を隅々まで探してみました。
すると、押し入れの奥の奥に、じゅんぺいがいたんです。
「じゅんぺい!」
思わず声が出ました。怪我もなく、元気そうで。ちょっと怖い顔でこっちを見ていましたが、それが可愛くて、安心して涙が出ました。
おそらく、外に出たものの怖くなって、家の周りを一周して戻ってきたのだと思います。そして一番安心できる暗い場所に隠れていた。保護猫ってそういう子が多いと、後から知りました。まず外より家の中を探して、というのは本当にそのとおりでした。
この経験で学んだこと
じゅんぺいが無事に戻ってきてくれたのは、本当に幸運でした。でもあのとき何かが違っていたら…と思うと、今でも怖くなります。超初心者の私が身をもって学んだことをまとめます。
①まず家の中を徹底的に探す
保護猫は環境に慣れていないぶん、怖いと押し入れや家具の裏など暗くて狭い場所に隠れます。外を探す前に、家の中を隅々まで確認してみてください。じゅんぺいのように、翌日出てきたということも。
②網戸は定期的に確認する
古い網戸は、猫がひっかくだけで破れることがあります。我が家はそれ以来、網戸補強テープを使っています。コストもかからないので、保護猫を迎えたらまず確認することをおすすめします。
③脱走防止フェンスを設置する
窓や玄関の前に猫が出られないフェンスを置くと安心です。最初は「うちの子は大丈夫」と思っていましたが、本当に一瞬の油断で出てしまいます。
④迷子札やマイクロチップを
万が一迷子になったとき、身元がわかるものがあると安心です。じゅんぺいが脱走したとき、マイクロチップも迷子札も何も用意していなくて、本当に焦りました。「もし帰ってこなかったら、どうやって見つけてもらえるんだろう」と。保護猫を迎えるなら、最初に準備しておくことをおすすめします。2022年からペットショップで購入した犬猫はマイクロチップが義務化されましたが、保護猫の場合はついていないことも多いです。かかりつけの獣医さんに相談してみてください。
今のじゅんぺい
じゅんぺいはあの脱走事件から時間がたった今、すっかりうちの子になりました。2ヶ月後にはイチローとジローも仲間になり、今は3匹でのびのびと暮らしています。
あの日のことを思い出すと今でも胸が痛くなりますが、3匹が揃って家でくつろいでいる姿を見るとほっとします。
保護猫を迎えたばかりの方、網戸の確認だけは本当に気をつけてください。そして万が一いなくなっても、まず家の中を隅々まで探してみてください。


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