猫の毛並みが変わった日|素人のキャットフード選び体験談

食べ物

棚にずらーっと並ぶ、何十種類ものキャットフード。「総合栄養食」「プレミアム」「グレインフリー」…横文字も多くて、何が正解かわからなくなりますよね。私も、ずっとそうでした。しかも私はネーミングにやられるタイプ。「プレミアム」なんて書いてあったら、それだけで“めちゃめちゃいいもの”だと思い込んでいました(笑)。

🐾 ぼたんメモ:「プレミアム」って何?

  • 実は「プレミアム」に決まった基準はない
  • メーカーが自由に付けられるキャッチコピー
  • だから「プレミアム=必ず高品質」とは限らない
  • 見るべきは、言葉より中身(原材料・栄養の表示)
  • ちなみに「総合栄養食」は国が定義した言葉。こっちは要チェック

出典:ペットフード公正取引協議会、環境省「ペットフード安全法」

なので、これは専門家のアドバイスではありません。獣医師でも栄養士でもない、ただの飼い主が、保護猫3匹と5年暮らして失敗しながら気づいたことを、そのまま書いた話です。参考書じゃなくて、隣のおばちゃんの話くらいの気持ちで読んでもらえたらうれしいです。

若い頃、安めのウエットをあげていた

小さい頃はウエット。しかも「まあこれでいいか」とお安めのもの。今だから言えるけど、あの頃の毛並みはちょっと硬かった。触るとゴワッとする。フードの独特の匂いも、なんとなく気になっていました。

ウエットをやめた、地味な理由

やめた一番の理由は、食べ切らなかった時の保管が面倒だったから。ラップして冷蔵庫入れて、次はチンして…ずぼらな私には続かなかった(笑)。それでカリカリに切り替えました。

どうせ変えるなら、と少し質を上げてみたら

そんなとき、猫を8匹飼っている知人に言われたんです。「フードは、少し高いものを選んだ方がいいよ」って。半信半疑だったけど、ちょうどカリカリに変えるタイミング。いつもよりちょっとだけ値段を上げて、質のいいものを選んでみたんです。

したら——毛並みが全然ちがう。ゴワゴワがふわっと柔らかく、独特の匂いも消えた。

このとき心から思ったのが、「食べ物は血となり、肉となり、毛となる」。猫の体はぜんぶ食べたものでできてるんだなあ、と。人間と一緒かもしれません。

🐾 ぼたんメモ:そもそも、なぜ”餌”がそんなに大事?

  • 猫の血・肉・毛は、食べたものの”質”がそのまま出るから(安い材料からは、いい体は作りにくい)
  • しかも猫は「完全肉食動物」。動物性タンパク質がどうしても必要
  • タウリンなど、体で作れず”食事からしかとれない”栄養もある(不足すると目や心臓に影響)
  • 材料がよければ、毛ヅヤ・健康・長生きにつながる
  • つまり、毎日のごはん選びが、そのまま体づくりになる

出典:ヒルズペット「猫の栄養と食事について」ほか

🐾 ちびぼたんメモ
ぼたん猫
チビぼたん

「完全肉食なのに、猫草食べるやん」——気になって、調べてみました。

「完全肉食」は“栄養”の話で、”必要な栄養を動物性のものからとらないといけない”という意味。猫草は栄養をとる主食ではなく、毛づくろいで飲み込んだ毛(毛玉)を吐き出すためなどに食べるものだそうです(理由は諸説あり)。だから完全肉食と矛盾しないみたい。むしろ肉食で毛玉がたまりやすいからこそ、役立つのかも。

出典:ヒルズ「猫が草を食べる理由とは」ほか(諸説あり)

……というか、ツヤツヤになっていく猫の毛並みを見ているうちに、「あれ、私の食事、これで大丈夫?」と我が身を振り返り、ついでに自分のごはんの質もちょっと上げました(笑)。猫に学ぶ食育です。

フードが”薬がわり”になることもあった

うちの茶トラのジローは、長いこと血尿に悩まされてきました。そのとき初めて「療法食」というものを知って、ヒルズの尿ケア用のカリカリ(c/d マルチケア)を試してみたんです。

ヒルズ 尿ケア c/d マルチケアのパッケージ
実際に使っているヒルズの尿ケア(c/d マルチケア)

フードって、毛並みだけじゃなくて、体の中の調子にもここまで関わるんだ…と実感した出来事でした。このときの詳しい記録は、ヒルズ c/d マルチケアを使ってみた記録に書いています。

ヒルズの尿ケア(c/d マルチケア)って、何が入ってるの

パッケージを素人なりに読んでみると、ふつうのカリカリと大きく違うのは「ミネラルの調整」でした。おしっこの石(結石)ができにくいように、マグネシウム・リン・カルシウムの量を調整してあるそうです。さらに、ストレスをやわらげる成分(加水分解ミルクプロテインとL-トリプトファン)も入っていて、猫の膀胱炎はストレスも関係するんだ…と初めて知りました。ほかにオメガ3脂肪酸や抗酸化成分も配合されています。

ただ、これは「特別療法食」といって、健康な子がふだん食べる普通のカリカリとは別もの。うちは獣医さんの指導のもとで使っています。気になる症状があるときは、自己判断せずまず病院で相談してみるといいと思います

年をとって、ちゅ〜るをプラス

最近は年齢が上がって、食べこぼしや食べ残しが増えてきました。そこで今は、ちゅ〜るの総合栄養食タイプをときどきプラス。食が細くなってきた子には、こういう足し方をしてみるといいと思います。

ちゅ〜るの「総合栄養食」って、おやつと何が違うの?

同じちゅ〜るでも「総合栄養食」と書いてあるタイプは、これだけで主食にできるくらい栄養バランスが整っているそうです。パッケージを見ると、タンパク質や脂質のほかに、猫に欠かせないタウリンビタミン類(A・E・B群など)が入っています。タウリンは猫が自分の体では十分に作れない栄養素だそうで、食べ物からとる必要があるとのこと。しかも水分が多め(85%くらい)なので、あまり水を飲まない子の水分補給にもなるみたいです。

🐾 ちびぼたんメモ
チビぼたん猫
チビぼたん

おやつ用の「ちゅ〜る」とは別もの。パッケージの「総合栄養食」表示が目印です。あげすぎると太るので、うちは”ときどきのごほうび&栄養の足し”くらいにしています。

素人なりに、いま思うこと

高ければいい、とは言い切れない。でも安すぎるものをなんとなく選び続けるのは、ちょっと考えものかもしれない——というのが、うちの毛並みの変化を見て思ったことです。

猫は口で言えないぶん、毛並みやうんちで教えてくれる。同じように迷っている人は、まず今のフードをちょっと見直してみるといいと思います。素人でも、そこを見てあげれば案外わかるものでした。

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