うちには保護猫が3匹います。そのなかで一番「手がかかる子」がジローです。
そして最近気づいてしまいました。ジロー、うちの長男にそっくりなんです。

軒先に住み着いた猫の子、兄弟でもらった
ジローとイチローは兄弟です。知り合いの家の軒先に住み着いていた猫が子猫を産んで、その子たちをもらいました。
イチローは毛が長くてふわふわで、誰が見ても「可愛い!」と言うタイプ。一方のジローは、子猫のころから、なんというか…やんちゃな顔をしていました。
普通ならふわふわの子だけもらうのかもしれません。でもそのとき、なんとなくピンときたんです。「この2匹、一緒に連れて帰ろう」と。兄弟を離すのもかわいそうだったし、あのやんちゃな顔が妙に気になった。今思えば、あの直感は正解でした。
やっちゃいけないことを、やる
ジローの行動原理はシンプルです。「ほしいものは、ほしい」。
人のものでも欲しがります。ダメと言われたことを、やります。気づけば棚の上、冷蔵庫の上、いろんな高いところに登っている。触ってほしくないものほど触る。叱られても、あの顔でこっちを見てくる。
うちは息子2人の3人家族なのですが、ある日ふと気づきました。これ、長男と同じだ…と。やっちゃいけないことをやってしまうところ。欲しいものは絶対に諦めないところ。それでいて憎めないところ。猫と息子を並べて比べるのも変な話ですが、性格って種族を超えるんでしょうか。
ちなみに高いところ好きはジローだけではありません。この間はじゅんぺいが冷蔵庫の上で餌を吐いてしまい、大騒ぎ。でもおかげで、滅多に掃除しない冷蔵庫の上がきれいになりました。猫と暮らすと、こういう「強制的な掃除のきっかけ」をもらえます。前向きに考えることにしています。
甘えん坊。ただし条件つき
やんちゃなくせに、ジローはよく膝に乗ってきます。じゅんぺい(うちのもう1匹)が膝に乗ると、追いかけるように自分も乗ってくる。狭い膝の上に2匹。重いけど、幸せな重さです。
ただし、ジローの甘えには条件があります。「自分のペースであること」。こちらの都合で触ろうとしたり、嫌なことをされたりすると、容赦なく爪が出ます。甘えるのも自分から、嫌なのも全力で主張する。ここも長男に似ています。
兄弟なのに、イチローとは仲が悪い
不思議なのは兄弟仲です。ジローはイチローにすり寄っていくんです。でもイチローは、シャーッと拒否。それでもジローはめげずに、また近づいていく。
この2匹の関係については、別の記事に詳しく書きました。→ 兄弟なのに仲が悪い…猫の多頭飼いのケンカと、我が家の向き合い方
兄弟猫を2匹迎えて分かったこと
これから保護猫を迎える方に、うちの経験から一つだけ伝えたいことがあります。
「兄弟だから仲良し」は、当てになりません。
私も迎える前は、兄弟で一緒なら安心して仲良くやってくれるだろうと思っていました。でも現実は、すり寄るジローに、シャーッと返すイチロー。同じ親から生まれて、同じ軒先で育っても、この2匹の相性は良くなかったんです。
5年一緒に暮らして分かったのは、兄弟かどうかは関係なく、結局は一匹一匹の性格だということ。人間の兄弟だって性格はバラバラですよね。猫も同じでした。
だから、もし兄弟猫を2匹迎えようか迷っている方がいたら、「兄弟だから大丈夫」ではなく「性格の違う2匹の猫を迎える」つもりで準備するのがおすすめです。仲良くならなくても、それぞれに居場所を作ってあげれば、ちゃんと一緒に暮らせます。うちがそうです。
そして正直に言うと、これは人間の子育ての勉強にもなりました。「兄弟だから」でひとくくりにするのをやめる。個々に対応する。それぞれの良いところを見てあげる。できること、できないこと、苦手なことは一人ひとり違う——それを理解することが大事なんだと、猫たちに教わりました。
最近ちょっと心配なこと
ジローの病気らしい病気は、以前あった血尿くらいです。ただ最近、少し食欲が落ちてきていて、そこが心配です。
猫は不調を隠す動物なので、「食べる量」は数少ないサインのひとつ。我が家でやっている食欲チェックの方法はこちらにまとめています。→ 猫がご飯を食べない…我が家の3匹で試した食欲チェックと対処法
様子を見ながら、続くようなら病院に連れて行くつもりです。やんちゃなジローが静かになると、家の中が変な感じになるので。早く「またやったな!」と叱る日常に戻ってほしいものです。
手がかかる子ほど、かわいい
正直、ジローには手を焼いています。ものは倒すし、人のものは欲しがるし、爪は立てるし。
でも「手がかかる子ほどかわいい」って、本当なんですね。子育てでも猫育てでも。あの棚の上からひょっこり顔を出されると、結局全部許してしまうんです。
今日もジローは、何かをやらかしています。それでいい。それがジローなので。

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